2024年最新事例から学ぶ、企業のKAM対応の実務

セミナー概要

金融商品取引法監査におけるKAM（監査上の主要な検討事項）の報告制度は、会計監査の信頼性を回復するために導入されました。強制適用から4年目を迎える今、監査報告書の核心を成す存在となっています。しかし、KAMの報告内容には依然としてばらつきがあるため、ある事例では的確な情報を提供している一方で、別の事例では定型的な表現に終始しています。そのため、この違いが、財務諸表の信頼性や投資家からの評価に直結しているのです。

特に重要なのは、監査の品質が十分でありながらKAMの記載が不十分なのか、それとも監査の品質そのものに問題があるのかという点です。外部からその境界を見極めるのは極めて困難です。もし後者だと投資家に解釈された場合、財務諸表の信頼性が揺らぐリスクがあります。このような状況を回避し、財務諸表の信頼性を守るためには、企業としてもKAMの品質向上に向けた積極的な取り組みが不可欠です。

本セミナーでは、KAM報告の現状を深掘りしたうえで、優良事例から学ぶべきポイントを明確に解説します。監査の品質とKAMの記載内容が、どのように企業の評判や投資家の信頼を左右するのか、その実態を浮き彫りにします。このセミナーを通じて、監査人とのコミュニケーションを深めながら、KAM協議の充実を図りましょう。貴社の競争力を強化するための最適なガイドとなる本セミナーに、ぜひご参加ください。

講義内容

1. 企業が知っておくべきKAMの概要

・KAM制度の導入背景とその意義

・KAMの決定プロセス

・KAMの決定プロセスと記載方法

・企業が採るべきアクション

2. KAM事例の徹底分析：企業の開示にどう活かすか

・2024年3月期のKAM報告の全体像

・選りすぐりの優良事例解説

・報告の経年変化から見える課題と対策

3. KAMへの実務対応：未来を見据えた開示戦略

・追加開示の促しへの戦略的対応

・サステナビリティ開示との連携を考える

受講対象者

監査役・監査スタッフ、経理財務・決算開示部門の管理責任者・実務担当者 等

受講料〔1名様分〕

お申込みに際してご留意いただきたいこと

〇 受講料は、視聴開始日４営業日前までに別途ご案内する指定銀行口座にお振込みください。なお、視聴開始日４営業日前までにキャンセルの連絡がない場合は、お振込みいただいた受講料のご返金はいたしかねますのでご了承ください。

※ お振込み手数料につきましては、お客様ご負担でお願いいたします。

※ 領収書の発行はいたしかねますのでご了承ください。

〇 申込期限後または中止後のお申込は出来かねますので、ご了承ください。

〇 反社会的勢力と判明した場合には、Webゼミのご視聴をお断りいたします。

〇 講師と同業の方につきましては、お申込みをご遠慮いただいております。

〇 講義の録音・録画はご遠慮いただいております。

〇 プログラム内容等は、一部変更になることもございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

〇 天災事変やその他諸事情により、セミナーの中止・延期、申込期限前の締切等がございますので予めご了承ください。