2024年定時株主総会における想定問答作成及び回答のポイント

セミナー概要

2024年の定時株主総会は、電子提供制度の本格的運用開始から2年目を迎え、昨年の実務を踏まえた見直しの要否を検討する必要があるほか、機関投資家を含む株主との対話という観点からは、東証による「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の要請等も意識して準備を進める必要があります。また、近年、有価証券報告書等において開示の充実が図られたサステナビリティ（特に人的資本、多様性）に関する事項は、引き続き株主の関心も高い分野といえます。社会・経済情勢に目を向けると、ウクライナやイスラエス・パレスチナの情勢、エネルギー・資源価格の高騰等も含め世界経済の見通しは不透明な状況となっています。各社においては、株主総会においても、このような状況を踏まえた経営戦略、投資戦略について丁寧な説明が求められる状況にあります。

本セミナーでは、各社が2024年定時株主総会の想定問答の準備を進めるにあたり、新たに準備しておくべきものはないか、同じ質問であっても、従来と同様の回答を継続することで良いのかといった検討を踏まえ、こうした状況に即応した想定質問の作成と回答のポイントを具体的に解説いたします。

（セミナーのポイント）

① 本セミナー開催時点での最新の問題意識に基づく想定質問とその回答例を提示します。

② 想定の前提となる株主の問題意識やその背景となる法制度、制度改正の動向、客観状況を具体的に解説します。

③ 回答のあり方について、説明義務、円滑な総会運営、各社のディスクロージャーポリシー等を踏まえ、各社の状況によって対応が分かれる場合には、複数例を示し、ポイントを解説します。

④ 株主総会当日までの具体的な準備についても解説いたします。

講義内容

Ⅰ 想定問答作成のポイント

Ⅱ 2024年定時株主総会における想定問答作成に向けての10項目の確認事項

Ⅲ 直近の社会情勢・経済情勢から見た株主の問題意識

1 最近の社会情勢・経済情勢から見た問題意識

2 具体的な問題意識

　1) 企業統治改革（グループガバナンス、社外取締役、役員報酬）、東証市場再編（経過措置、再選択）

　2) 人材投資、DX対応、気候変動対応

Ⅳ 回答作成に当たっての基本指針

Ⅴ 説明義務の考え方

Ⅵ 2024年定時株主総会固有の想定質問とその解説

1 決議事項に関する質問と回答例

（株主還元方針、社外取締役、取締役会の多様性、株式報酬等）

2 事業報告に関する質問と回答例

（業績、経営計画、投資計画、人材投資、事業ポートフォリオマネジメント等）

3 計算書類に関する質問と回答例

（特別損失、政策保有株式等）

4 その他の質問と回答例

（株主総会資料の電子提供制度、株価、資本コスト、サステナビリティ、バーチャル総会等）

Ⅶ その他

受講対象者

・法務・総務・税務等部門の役員・管理者・担当者

・司法書士、税理士など専門業務に携わる方

※講師と同業の方につきましては、お申込みをご遠慮いただいております。

受講料〔1名様分〕

お申込みに際してご留意いただきたいこと

〇 受講料は、視聴開始日４営業日前までに別途ご案内する指定銀行口座にお振込みください。なお、視聴開始日４営業日前までにキャンセルの連絡がない場合は、お振込みいただいた受講料のご返金はいたしかねますのでご了承ください。

※ お振込み手数料につきましては、お客様ご負担でお願いいたします。

※ 領収書の発行はいたしかねますのでご了承ください。

〇 申込期限後または中止後のお申込は出来かねますので、ご了承ください。

〇 反社会的勢力と判明した場合には、Webゼミのご視聴をお断りいたします。

〇 講師と同業の方につきましては、お申込みをご遠慮いただいております。

〇 講義の録音・録画はご遠慮いただいております。

〇 プログラム内容等は、一部変更になることもございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

〇 天災事変やその他諸事情により、セミナーの中止・延期、申込期限前の締切等がございますので予めご了承ください。