【有価証券報告書「経理の状況」作成実務】第7講　退職給付会計

セミナー概要

　多数存在する会計基準の中でも、退職給付会計は難解と言われていますが、会計処理自体はパターン化されており、その考え方さえ理解すれば、必ずしも特殊な知識を必要とするものではありません。したがって、今回のセミナーは、開示項目や開示事例をベースに、退職給付会計の基本的な考え方を説明することにも力点をおきます。

　そして最後に設問を解くことで理解を深めます。

※【有価証券報告書「経理の状況」作成実務〈全11講〉】シリーズについて

企業のディスクロージャー実務担当者は、制度の変化に即応し、迅速かつ正確に業務遂行できるスキルが求められています。当セミナーシリーズは全11講で構成された即戦力養成型の教育研修です。また以下3点のような特徴があります。

　①当セミナー全11講をご受講頂くことで、「経理の状況」の全項目について体系的に学習することができます。

　② 一つの会計事実について、その背後の会計基準、そして処理を理解しながら有価証券報告書上の表示の仕方を学んでいきます。

　③ 可能な限り短時間の演習時間を設けて、具体的に問題を解く勘所を身につけて頂きます。

なお、本セミナーを受講された方には、その習得度合いを確認できる「ディスクロージャー経理実務検定（http://www.disclo.jp/test.html）」にトライされることをお薦めします。

講義内容

１　基礎知識
１．１　基本的な用語

１．２　退職給付制度の概要

１．３　退職給付債務の考え方

１．４　退職給付引当金の関係図

１．５　年間スケジュール例

１．６　基本的な会計処理の流れ

２　退職給付債務に関する事項
２．１　退職給付債務の計算

２．２　退職給付債務の算定式

２．３　基礎率

２．４　退職給付見込額の配分方式

２．５　割引率

２．６　退職給付債務の計算【設例】

２．７　年金資産の範囲

２．８　年金資産の評価

２．９　未認識項目とは

２．１０　遅延認識採用の理由

２．１１　数理計算上の差異

２．１２　過去勤務費用

２．１３　未認識項目の処理方法

３　退職給付費用及び計算の基礎に関する事項
３．１　退職給付費用の算出項目

３．２　勤務費用の計算

３．３　利息費用

３．４　長期期待運用収益相当額

３．５　費用処理（償却）年数

３．６　費用処理（償却）開始時期

３．７　費用処理（償却）方法

４　開示

４．１　開示項目

４．２　会計方針の開示

４．３　退職給付制度の概要の開示

４．４　退職給付債務に関する開示

４．５　年金資産に関する開示

４．６　退職給付費用に関する開示

４．７　その他の包括利益に関する開示

４．８　数理計算上の計算基礎に関する事項の開示

４．９　確定拠出制度に関する開示

４．１０　厚生年金基金のタイプ

４．１１　複数事業主制度に関する開示

４．１２　簡便法の適用要件

４．１３　簡便法の計算方法

４．１４　簡便法に関する開示

５　設例

受講対象者

・日商簿記検定2級程度の知識の有る方

・既上場、近く上場を目指す企業の新任経理・財務担当者や開示実務に携わる担当者

受講料〔1名様分〕

受講の際に必要なもの

電卓

お申込みに際してご留意いただきたいこと

〇 受講料は、視聴開始日４営業日前までに別途ご案内する指定銀行口座にお振込みください。なお、視聴開始日４営業日前までにキャンセルの連絡がない場合は、お振込みいただいた受講料のご返金はいたしかねますのでご了承ください。

※ お振込み手数料につきましては、お客様ご負担でお願いいたします。

※ 領収書の発行はいたしかねますのでご了承ください。

〇 申込期限後または中止後のお申込は出来かねますので、ご了承ください。

〇 反社会的勢力と判明した場合には、Webゼミのご視聴をお断りいたします。

〇 講師と同業の方につきましては、お申込みをご遠慮いただいております。

〇 講義の録音・録画はご遠慮いただいております。

〇 プログラム内容等は、一部変更になることもございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

〇 天災事変やその他諸事情により、セミナーの中止・延期、申込期限前の締切等がございますので予めご了承ください。