サステナビリティ時代の監査役等の役割

セミナー概要

コーポレートガバナンス改革が進められ、稼ぐ力の向上が重視されていますが、企業不祥事も相次いで発覚しています。不祥事がステークホルダーの信頼を低下させ、業績や株価に影響するなど企業価値を低下させ、企業存続を危うくする事態を引き起すこともあります。不祥事の防止に加えて、特に有事対応における経営陣、取締役会の対応に対して厳しく評価されており、企業のサステナビリティの観点から監査役等の役割が重要になっています。

本セミナーでは、まずコーポレートガバナンスの本質を押さえたうえで、監査役等の責務を整理します。次に企業不祥事の実例をもとに不祥事防止、有事対応における経営陣、取締役会に期待される対応を整理し、監査役等に求められる役割を具体的に検討します。さらに企業の持続的成長の源泉となる人的資本経営、企業文化等の醸成における監査役等の役割等を示します。

講義内容

1. コーポレートガバナンスの本質
2. 監査役等の責務・役割の整理
（１）経営判断の適正性確保と実効性向上
（２）不祥事対策（防止・把握・有事対応）
（３）持続的成長に向けた執行陣への対応への関わり
3. 取締役会の機能強化・適正性確保において監査役等に求められること
4. 不祥事防止において監査役等に求められること
（１）内部統制システムの水準
（２）不祥事予防のプリンシプル
（３）３線リスク管理
（４）コンプライアンス意識、リスクオーナーシップの醸成
5. リスク情報把握において監査役等に求められること
（１）内部通報制度の構築運用とリスク情報の一元管理
（２）内部監査部門の強化と連携
6. 有事対応において監査役等に求められること
（１）不祥事対応のプリンシプル
（２）危機管理
（３）調査体制の選択と第三者委員会
（４）事実調査と根本原因の究明
（５）是正措置と再発防止
7. グループガバナンスにおいて監査役等に求められること
（１）親会社役員の責任
（２）グループ内部通報制度
（３）海外拠点リスク管理の強化
 8. 企業価値向上において監査役等に求められること
（１）パーパス、ミッション、バリュー、ビジョンと経営戦略
（２）よき企業文化の醸成
（３）人的資本経営
（４）戦略的人事とＤＥ＆Ｉ
（５）ESGとサステナビリティ課題への取組み
9. 今後の課題

受講対象者

監査役及び監査（等）委員の方（兼務非常勤監査役含む）、及びそのスタッフの方、取締役会・ガバンナンス事務局の方

受講料〔1名様分〕

お申込みに際してご留意いただきたいこと

〇 受講料は、視聴開始日４営業日前までに別途ご案内する指定銀行口座にお振込みください。なお、視聴開始日４営業日前までにキャンセルの連絡がない場合は、お振込みいただいた受講料のご返金はいたしかねますのでご了承ください。

※ お振込み手数料につきましては、お客様ご負担でお願いいたします。

※ 領収書の発行はいたしかねますのでご了承ください。

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〇 講義の録音・録画はご遠慮いただいております。

〇 プログラム内容等は、一部変更になることもございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

〇 天災事変やその他諸事情により、セミナーの中止・延期、申込期限前の締切等がございますので予めご了承ください。